遺伝子

こんにちは!アイ・オーダー伊勢支社の近藤でございます。

小学生の頃、夏休みのお昼ご飯が、あまりにも毎日“そうめん”が続きすぎて、祖母にキレたことがあります。

今思えば、作ってくれるだけでありがたかった、ごはん。
祖母不孝な孫だったと思います。

その祖母が、昨年の暮れ、99歳で他界しました。大往生です。来月、初盆を迎えます。

思い出はいろいろあるのですが、あまり仲は良くなかったので、悪い思い出ばかりです。

“怒りん坊”で“達筆”な祖母の部屋には、「腹」という文字を筆で書いた色紙を90度倒して、額に入れて飾ってありました。
「腹を立てない」ように、自分を戒めていたそうです。

私も姉も父も、祖母の“怒りの遺伝子”は引き継いでいるようです。。。
私もしっかり“怒りん坊”ですが、達筆ではありません。
選べるのなら、“達筆”の方を引き継ぎたかった。

そう思いつつ、「怒る」のは悪いことだとは思っていません。でも、ただふてくされているだけなら悪いことです。

「怒り」には、対象があります。何かに対して、不満を持ったり、理不尽に思うから、怒ります。
態度としては「怒って」いますが、事実としては「気づいて」いるのです。

だから、「怒る」だけでダメ。「気づいて」「改善して」いくことが重要なのです。
ちなみに、私が怒る時は、陰口を言ったり、自分の中で抱えるのではなく、相手にちゃんと自分の意見を伝えて、解決するように努めます。
表面上だけニコニコいい顔をして、裏でグズグズ言うのはキライなので、本人に言ってしまいます。

当然、嫌われるのは自覚していますが、私の怒りの遺伝子がそうさせるので、仕方がありません。
今(年齢を経て)だからではなく、20代前半の頃から、40代~50代の人に意見して、彼らに自分の陰口を言われているところも目撃してきました。

逆に、怒らない人は、気づいていない人だとも思います。
気づかない人は、いつまでも状況を把握せず、改善せず、上手くいかないまま、時間が過ぎていってしまいます。
「鈍感」「無関心」と「優しい」「穏やか」を勘違いしてはいけません。

「怒る」のも才能です。
普段「怒る」ことが全く無い人は、自分の周りで、もっともっと改善・改良出来ることが溢れているかもしれません。

・・・本当は、怒らずにちゃんと気づいて、改善・改良していける人が一番良いのでしょうね。
私も、血圧が上がらないように、ポストイットに「腹」を書いて90度傾けて貼っておこうと思います。

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