お白石持ち

こんにちは!アイ・オーダーの近藤でございます。

昨日の休日は、家でウトウトしていると、外から大きな叫び声がッ!!

何か事件か?!災害か?!
と、ビックリして外を見ると、町内のハッピを着た人が大勢、我が家の前にいるではありませんか。

この催しは、「お白石持行事」でした。
今年は伊勢神宮の式年遷宮ということで、伊勢市内はいろいろと盛り上がっております。

お白石持行事とは、一連の遷宮諸行事のひとつです。
伊勢神宮の新しい御正殿の敷地に敷き詰める「お白石」を奉献する民俗行事で、宮川という川で拾い集めた「お白石」を奉曳車・ 木そりに載せて、沿道や川を練り進みます。神域に入ってからは、各人が白布に「お白石」を包み、遷宮後は立ち入ることが出来ない新宮の御垣内、真新しい御正殿の近くまで進み、持参した「お白石」を奉献する行事だそうです。

数十年に一度、こうした行事があるのですが、数千年に渡り、先人が若者に伝え、守り続けられてきたと思うと、気が遠くなるほどの長い伝統と歴史を感じました。
交通事情や環境も変わっているので、何らかの変化はあるとは思いますが、脈々と引き継がれる伝統行事を見て感動しました。

話は変わって、アイ・オーダーには、たくさんの制作スタッフがおりますが、全員に「アイ・オーダーの作り方」が出来るように指導しています。
見る人(同業者や楽天の社員さん)が見ると、アイ・オーダーが作ったページは、アイ・オーダーが作ったと解るそうです。

理由は、各デザイナーが、元々持っているバランス感覚や色彩感覚等を全部取り払って、とにかく統一した作り方をするように言い続けていることだと思います。
一緒に使ってはいけない色、一緒に使ってはいけないフォント、定番の配置や大きさのバランス等を決めてあるので、それに反した作り方をしていると、いつまでも社内OKが出ないという具合です。

これが、弊社が求人広告を出す際に、未経験者歓迎としている理由の一つでもあります。
デザイン経験が長い人は、自分の作り方が確立されているので、私が作ってほしい方向性に導くのが難しく、逆に、未経験者の方にとっては、我々が提示するデザインの要望や作り方が全てなので、順応していただきやすいと思っています。

色やバランス、選ぶ言葉等の概念をことごとく否定されるので、最初は自分自身を否定されているようで、辛いと思うかもしれませんが、一旦自分の感覚を捨てることが、上達するには一番の近道です。

こうした作り方の統一が、弊社の伝統とも言えると思います。
これも、環境に順応して変化・進化していきながら、20年、30年…と、この伝統を受け継ぎ、さらにたくさんのデザイナーを育成していきたいと思います。

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