こんにちは！アイ・オーダー伊勢支社の近藤でございます。

月曜・火曜と私用でお休みをいただきました。
担当の店舗様におきましてはご迷惑をお掛けして、申し訳ございませんでした。

ただでさえ忙しい12月、まさか自分が2日も休んでしまうとは・・・この遅れを取り戻す為に、年末まで走り続けたいと思います。

さて、普段私はお昼ご飯を食べないのですが、この4日間は実家にいたこともあり、毎日3食ガッチリ食べてしまい、驚くほど太りました。

「普通」食事は一日3回なんですよね。でも、朝食を食べない人もいるし、私のように昼食を食べない人もいます。
すると、「私は普通」と自覚している人たちは、変人を見るかのように、「平気なの？」「夜までもつの？」等、質問をしてきます。
その時私は、「これが私にとっては普通」「好きにさせてください」等、思うのですが、一般的には普通ではないことは自覚しています。

この「普通」は、デザインにおいてはとても重要なことだと思っています。

派手にしたい時は「普通」この色を使う。
高級感を出したい時は「普通」このフォントを使う。
子供っぽくしたいときは「普通」この加工を施す。等、

世の中には「普通、こうでしょ？」というビジュアルがたくさん存在します。
私たちの仕事ではその「普通」をきちんと把握して、表現に取り入れていかなければいけません。

「普通」そうだから、一般に受け入れられやすいように「普通」の作り方をすることもあるし、
「あえて」目立つために「普通」とは違うことをする場合もあります。

いずれにしても「普通」がどうなのかを知っていないと、「普通」も「あえて」も表現出来ません。

しかし、この仕事をし始めたばかりの人は、「普通」の記憶が体系化されておらず、なんとなく「こうかな～」と頭で考えたデザインとか、フォトショップの知っている機能を使って精一杯高度なことをやりがちです。
その結果、全然「普通」ではないものが出来上がってきます。

「普通」とは勉強して得られる知識であり、センスとか才能ではありません。
なんとなく「こうかな～」ではなく、「○○の時は○○と○○する」という風に、具体的に言葉で説明出来るようになると、その通りデザインにも反映出来るようにもなります。

私の持論として、広告（ネットショップのホームページ制作）は「芸術」ではなく「商売」です。
特定の「解る人にだけ解る」斬新なデザインは、商売向きではないと思っています。

アーティストになりたい場合は、世の中の「普通」を極力知らない方が、天性の才能を発揮できると思いますが、アーティストとして花開くのは、ものすごく限られた、選ばれし者だけです。
私たちの仕事は、天性ではなく、勉強で得られる技術だと思っています。
たくさん記憶を増やして、勉強によって手法やデザイン力を手に入れていきたいと思います。

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