こんにちは！アイ・オーダー伊勢支社の近藤でございます。

毎月１日、伊勢神宮では「朔日参り」の行事があります。
今月は土曜日だったので、私も参拝に行ってきました。

朝の４時半に待ち合わせ。今月の朔日餅（赤福さんが販売、８月は八朔粟餅）と、朔日粥（今回はすし久さんへ、８月は穴子粥）を食べてから参拝するのが定番です。

土曜日でお天気も良かったので、早朝にも関わらずものすごい混雑！
特に今月は、暑い中、真っ黒のリクルートスーツでの参拝客が多いことに驚きました！
そういえば、８月１日から、来春卒業の新卒選考活動が始まったんですね。就活祈願でしょうか。

面接や選考に携わるようになった今、自分の就職活動時代を思い出すと、恥ずかしくなります。
中身が空っぽなのに、マシに見せようと必死で、空回りしていました。

思えば、就職活動が人生で初めての挫折だったかもしれません。
それまでは、真面目で一生懸命なら評価されましたが、就職は採用か不採用の両極端。努力賞も敢闘賞もありません。何十社も不採用が続きました。

何がいけなかったのか、今は少し解ります。私の面接での話は何から何まで「自分の話」だったのかもしれません。多分、面接の上手い人、好感をもたれる人は、「相手が求める自分の話」をするのです。

これはネットショップのページ制作でも、普段の仕事への取り組み方でも、同じこと。
商品を「売り込む」のは、「自分が与えたい情報」を載せるのではなく、「相手が知りたい情報」を魅せなければいけません。
「仕事が出来る」ということは、仕事相手（お客様や上司等評価する側）が自分に対して求める成果を出したり、行動しなければいけないということです。

随分前に、上司から言われたことがあります。
「仕事が出来るっていうのは、気が利くっていうこと。それはグラスが空いてたらお酌をするようなゴマすりではなくて、相手が思ったり欲するであろうことを察して、先回りして準備しておいたりすること。」みたいな話でした。

例えば、朝刊の記事を見て、恐らく上司はこの記事の話を振ってくるから、よく読んでおいて落とし込んだ会話や意見が出来るようにしておこうとか。
この提案を投げたら、恐らくクライアントは参考イメージを出せと言うから、提案書と一緒にイメージも持参しようとか。

私が実践しているのは、質問する時は選択肢を与えて、番号やYES/NOで返事をもらえるようにすること。上長から聞かれそうな売上実績や情報は、前もって収集しておくこと、またはすぐ収集出来る状態にしておくこと、または聞かれる前に提出すること。ミスやトラブルは大ごとになる前に報告する・謝る。報告の見やすさ（時系列やまとめ方等）を考慮する、他人のせいにせず自分の意見や責任で話す等。
ちなみに、そんなことはしますが、空いてるグラスには気づけないし、お料理を取り分けたりもしません・・・女子力はゼロです。

就職活動は険しく大変でしょう。でも“どこ”に入社するかよりも、“自分自身がどう取り組むか”ではないかと、振り返った今は思うのです。

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